さば漁師の仕事
立縄漁法
立縄漁法とは、テグスが縦に伸びて、テグスから横にむけ何十もの針が付いている方式で、さばが生息する水深150メートルほどまでも届く使用であり、年間を通じて安定した捕獲量が期待できる漁法です。
縄数
1人乗り:40鉢
2人乗り:55鉢
※資源管理も行っています。
縄数
1人乗り:40鉢
2人乗り:55鉢
※資源管理も行っています。
仕掛けづくり
家族で漁の準備を漁具倉庫等で行います。
餌
「サバはサバで釣る」餌は商品にならなくなったサバを、短冊状の切り身にして針に付けます。そのほかイワシ、サンマ、イカなども餌に使います。
出港
午前1時、真っ暗な中をサバ釣りの漁船が次々と港を出て行きます。漁の良いときは、その数は150隻以上にもなります。
漁場
足摺沖の漁場までは2時間から3時間。足摺沖の灯台が水平線から消えると、見えるのは仲間の船の灯りだけです。
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1.魚群探知機で魚を探します。
2.40組ほどの〈立て縄〉を1組ずつ流していきます。
3.土佐の清水さばは、漁獲のほとんどを立縄漁法によって行います。
4.午前五時、最初に投入した立縄から順番に引き上げます。
5.勝負は夜明けまで。サメの餌食にならないように…。
6.一尾一尾大切に釣り上げます。
7.直接魚体に触れないように針をはずしロープを使用します。
シークーラー
一尾一尾、大事に釣り上げた清水さばは、漁船に備えられた冷却水槽(シークーラー)に入れて、活かして漁協へ持ち帰ります。
水揚げ
沖で釣った〈清水さば〉は、〈鮮魚〉と〈活魚〉の2種類に別れます。〈鮮魚〉は、沖でとれたものを海水氷で冷やして水揚げします。市場でセリにかけ、仲買人を通じて小売店や大手量販店に出荷します。〈活魚〉は、網ですくって漁協に設置されている〈活魚槽〉へ移します。
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1.漁の後、船は全速力で港を目指します。
2.魚は鮮度が命。品質・鮮度管理を徹底しています。
3.網ですくって活魚槽へ大急ぎ。
4.生息水温に合わせた活魚槽。興奮をおさめ元気を回復させます。
5.活魚槽の中で丸1日以上泳がせ、魚のストレス、排泄物を取り除きます。
6.元気に泳ぐ土佐の清水さば。
活き締め
魚は鮮度が命。活魚の清水さばのほとんどは出荷時に〈活き締め〉にして〈血抜き〉をします。この方法が一番鮮度を保つのです。出荷は、高知市を中心に料亭や割烹、寿司店など全国各地に発送しており、個人へも注文に応じて宅配便で行います。
活魚
専用の活魚車を使って、土佐の清水さばを活かしたまま出荷もしています。
流通
- 巨大都市、東京
- 築地市場は24時間眠りません
- 早朝から威勢のいい声が飛び交います
- 土佐の清水さばも出荷され取り引きされています