「第16回ジョン万次郎フェスティバル」が、姉妹都市であるアメリカ合衆国マサチューセッツ州フェアへーブンにて、2017年10月7日に盛大に開催されました。
今年は、フェアヘーブン、ニューベッドフォード両市と姉妹都市盟約締結30周年の記念すべき年であり、土佐清水市姉妹都市友好協会が企画した「ジョン万祭りツアー」には10月5日~10月11日の日程で泥谷市長、仲田市議会議長、程岡姉妹都市友好協会会長、沖縄県から沖縄ジョン万次郎会赤嶺会長、高安家6代目ご夫婦が参加、また、清水高校生姉妹都市派遣事業として高校生5名を含めた総勢29名で参加いたしました。
フェスティバル当日は”ジョン万日和”とはならず、天候に恵まれ、フェアヘーブン町役場前に用意していただいた土佐清水ブースでは、コマやけん玉などの「日本の昔遊び」や、清水高校生は恒例となった現地の方の名前を漢字に当てはめて筆で書く書道コーナーが終日大盛況で、順番待ちの列が途切れることがありませんでした。高校生たちは、積極的にコミュニケーションをとり、現地の方と交流することができました。また、町役場内では茶道をしており、ツアー参加者2名が着物に着替え、お茶のサポートを行いイベントに華を添えていました。
フェスティバルの合間に、万次郎ゆかりの場所をまわる『万次郎トレール』に参加し、万次郎のアメリカ生活中に残した足跡を辿りました。
その後、会場に戻り、フェスティバルの締めにはこちらも恒例となった「あしずり踊り」を来場者とともに楽しく踊り、盛り上がりをみせました。
翌日は、ホイットフィールド万次郎友好協会のルーニー会長、文子さんご夫妻の案内の元、ユニタリアン教会での礼拝、ホイットフィールド船長のお墓に献花を行いました。また、お昼は友好協会の会員の方が所有している建物で昼食をとりました。その建物が、【ルイス・バーレット・スクール】で、万次郎が海洋技術を学んだ学校でした。こちらを土佐清水市の人に公開したのは初めてとのことで、とても貴重な体験をすることができました。その後、ニューベッドフォードにある捕鯨博物館にて、土佐清水市のジョン万次郎資料館と捕鯨博物館の連携協定調印式を行いました。また、同会場にて、『フレンドシップさよならパーティー』へ参加し、土佐清水市からは姉妹都市盟約30周年を祝し作成した記念フラフをフェアヘーブン、ニューベッドフォードへ贈呈し、両市からも記念の品をいただき、この先も変わらぬ末永い姉妹都市交流を約束し、一同はそれぞれの思い出を胸に無事帰国いたしました。
万次郎が通った小学校(オールドストーンスクール) | 旧ユニタリアン教会 |
ホイットフィールド船長の家(現・ホイットフィールド万次郎友好記念館) |
ユニタリアン教会 | ホイットフィールド船長のお墓 |
万次郎が海洋学を学んだ学校(ルイスバーレットスクール) |
捕鯨博物館チーフキュレーター・コネット氏と土佐清水市泥谷市長 |