平成31年新年の市長室

  新年明けましておめでとうございます。
  市民の皆様におかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
  旧年中は、市政に対し格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

  昨年は、6月に発生した「大阪府北部地震」をはじめ西日本を中心に記録的な大雨となった「平成30年7月豪雨」、9月に入ってからも北海道胆振地方中東部を震源に発生した「北海道胆振東部地震」など、日本各地で大きな被害をもたらす災害が発生しました。本市におきましても、6月から9月にかけて台風が続けて上陸し、その度に災害対策本部を設置して、危機感をもって警戒にあたったところです
  このように日本各地で頻発している自然災害や近い将来に必ず発生すると懸念される「南海トラフ地震・津波」への備えについて、もう一度、ご家族や地域の方と一緒に考えていただきたいと思います。市といたしましても、市民の皆さまの命を守り、助かった命をつなぐ対策、さらに被災から生活を立ち上げる対策、そして「一人の犠牲者も出さない」という気概をもって国・県と連携しながら、全力で防災・減災のとりくみを推進してまいります。

  さて、ご承知のとおり、土佐清水市の誇る自然をさらに活かしていくために、現在、国・県・市が連携し、「竜串エリアの再開発事業」が進められておりますが、本年4月には、爪白キャンプ場が完成。「海へのベースキャンプ」として、多彩なアウトドア観光の拠点となり、また、足摺宇和海国立公園初のビジターセンターが、ジオパーク活動の拠点施設としての役割を担い、竜串のコンシェルジュ機能を持つ施設として建設中であり、さらには、竜串全体が水族館！「新足摺海洋館」が、自然環境やアクティビティが連動する「オンリーワンの水族館」として、来年夏の開館を目指し工事が進んでいます。新しく生まれかわる「竜串」が、土佐清水市全体の活性化に大きく貢献することを期待しています。

  結びに、本年の皆さまのご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

平成31年 元旦