平成30年11月3日の市長室
第七回土佐清水ジョン万祭り式辞
本日ここに、第七回土佐清水ジョン万祭りを開催するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
本日の式典には、遠路、本市と姉妹都市提携をしておりますアメリカ フェアヘーブン・ニューベットフォードよりホイットフィールド万次郎友好協会ジェラルド・ルーニー会長をはじめ、かれん・ケリー駐大阪・神戸米国総領事、沖縄ジョン万次郎会赤嶺光秀会長、NPO法人ジョン万次郎上陸之地記念碑建立期成会会長であります上原昭糸満市長、中浜万次郎の会 北代淳二会長、土佐ジョン万会 内田泰史会長、国際草の根交流センター 青木千佳事務局長など、公私共にご多忙にも関わらず、県内外より多くの関係者の皆様のご臨席を賜り、盛大に開催することができましたことに対しまして、心よりお礼申し上げます。
このジョン万祭りは、ジョン万次郎とホイットフィールド船長の友情を記念し、また、日米の文化をふれあえる草の根交流の場として、フェアヘーブンでは、昭和六十二年より、土佐清水市では、平成十八年から、日米で毎年交互に開催しておりますが、土佐清水はもとより、フェアヘーブンで、永年にわたってジョン万次郎祭りが継続的に開催され、日本の夜明けや国際交流に多大な功績を遺したジョン万次郎の生涯や生き方、不撓不屈の精神(ジョン万スピリット)を、百六十年以上を経た今日においても絶やさずに語り継がれていることは誠に素晴らしいことであり、私たち市民にとって、このうえない誇りであります。
昨年は、フェアヘーブン・ニューベットフォード両都市と姉妹都市の盟約を結んでから、三十年を迎え、あわせて、ジョン万次郎生誕百九十年にもあたる記念すべき年でありました。また本年、平成三十年は、沖縄県豊見城市と姉妹都市を結んで二十五年を迎えるとともに、ジョン万次郎没後百二十年という節目の年でもあります。この間、清水高校生の短期留学派遣・ジョン万次郎祭りへの市民参加などを通し、日米両都市の人々の間には、友好親善の心が国と言葉・文化違いを乗り越え、ますます深く、固く結ばれていると、年月を重ねることに強く感じております。今後も姉妹都市との絆を大切にし、これまで以上に相互交流が発展するよう、みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、この後の日程にもありますが、本日はこれまで本市発展にご尽力賜りました五名の皆様に表彰状と記念品を贈りたいと存じます。
表彰の栄誉に輝いたみなさま、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
今日の郷土を築かれた皆様のご功績に感謝し、今後、更なるご活躍を祈念申し上げるところであります。
結びに当たり、ジョン万次郎が縁で結ばれた「絆」が、このジョン万祭りを通して末永く続くことをお祈りするとともに、本日ご出席のみなさま方のご多幸とご健勝を衷心よりご祈念申し上げまして、式辞といたします。
平成30年11月3日
土佐清水市長 泥谷 光信