平成30年4月28日の市長室
清水小学校式辞
本日ここに土佐清水市立「清水小学校」落成記念式典を挙行するにあたり、主催者を代表して、式辞を申し述べさせていただきます。
みなさまにおかれましては、何かとご多用のところ、本日の式典にご臨席を賜り、心からお礼申し上げます。
ご承知のとおり清水小学校は、校舎の老朽化に伴い耐震化をはじめとする防災対策など多くの課題を抱えておりました。
そのような中、清水小学校改築検討委員会において、建設場所や規模等について協議した結果、現位置での建設、そして子供たちが、より良い環境で学校生活を送ることができるよう、様々なご提案をいただいたところです。
また、建設にあたっては地震に強い構造や安心安全に過ごせる学び舎を強く意識するとともに、全国における先進的な校舎の事例を研究する中で、土佐清水らしさをイメージした特色ある外観と内装、とりわけ仕切りのない教室や1階から2階のスペースを利用した「清水っこ劇場」と名付けられた多目的ホールを新設するなど、斬新なアイデアと利便性・機能性が融合した構造となっております。
さらには、今後予想される南海トラフ大地震・津波発生時に対応するため、避難所としての機能など大きな役目を担うことから、体育館の改築も併せて行い、防災倉庫を備えるなど災害対応を図ったところであります。
特に、設計を担当していただいた「株式会社 山下設計関西支社様」をはじめ、1期解体工事にあたられた「久百々建設株式会社様」同じく1期改築工事にあたられた「飛島・前田特定建設工事共同体様」、2期解体工事にあたられた「足摺建設有限会社様」同じく2期建築工事にあたられた「株式会社 池工務店様」におかれましては、平成27年8月から平成30年3月までの長期間にわたり、学校の授業と並行しながらの工事とあって、この間における「気配り・目配り・心配り」には、深く感謝申し上げます。工事関係者のみなさま方の温かいご配慮で、子どもたちの学校生活には、なんら影響も支障もなく無事に工事を終了することができました。ほんとうにありがとうございました。重ねて衷心から厚くお礼申し上げます。
この新しくなった校舎に子どもたちの笑い声が響き、健やかに伸び伸びと学び遊び、明るくたくましく育つようにと願うとともに「清水で生まれてよかった」「清水で育ってよかった」と子どもたちが、ふるさとに誇りを持って成長できるよう、今後においても、なお一層、「子どもは宝」子育て・教育環境の充実にとりくむことをお誓いいたします。保護者のみなさま、地域のみなさま、関係者のみなさまにおかれましては、これまで以上のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
結びにあたり、ご臨席のみなさま方の益々のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、式辞といたします。
平成30年4月28日
土佐清水市長 泥谷 光信