平成30年新年の市長室
新年明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、市政に対し格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年は、7月に福岡県や大分県を中心とする九州北部地域で発生した集中豪雨により37名の方が犠牲となり、住宅被害は福岡県と大分県の合計で、全壊288棟、半壊1079棟、一部破損44棟、床上浸水173棟、床下浸水1383棟と甚大な被害をもたらしました。本市におきましても本年8月・9月・10月と三か月連続して台風が上陸し、「避難準備・高齢者等避難開始」を2度発令し災害に備えましたが、幸いにも人的被害はなく、胸をなでおろしたところであります。
市民の皆さまにおかれましては、日本列島で頻発する自然災害を教訓にして、近年発生が懸念される「南海トラフ地震・津波」への備えも併せて、避難方法の再確認と「いざという時」のために、ご家族・ご近所、職場でもう一度防災について考えていただきたいと思います。市といたしましても、市民の皆さまの命を守り、助かった命をつなぐ対策、さらに、被災から生活を立ち上げる対策、そして、「一人の犠牲者も出さない」取り組みを国・県と連携しながら全力で推進してまいります。
さて、本年は明治維新150周年、そして郷土の偉人「ジョン万次郎」こと中浜万次郎翁没後120周年という節目の年であります。現在、高知県全域で開催しております志国高知幕末維新博も4月から第二幕が開幕し、現在リニューアル中の「ジョン万資料館」も装いも新たにオープンいたしますので、ぜひ、市民の皆さまのご来館をお待ちしております。
さらに喫緊の課題である人口減少や少子高齢化対策につきましては、「みんなでつくる愛と自然に満ちた活力あるまち」をめざして策定した「土佐清水市ひと・まち・しごと総合戦略」を基軸として掲げた施策を着実に実施してまいります。
最後に、平成30年が皆様さまにとりまして、幸多き健やかな年となりますことをご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
平成30年 元旦