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令和6年6月10日の市長室

市長提案理由説明書

 本日ここに、令和6年土佐清水市議会定例会6月会議の開催に当たり、市政の課題等につきまして、所信の一端を申し述べますとともに、令和6年度土佐清水市一般会計補正予算(第1号)をはじめとする提出議案等についてご説明申し上げ、議員の皆様及び市民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます。

 本年1月1日に発生しました、石川県能登地方を震源とした「令和6年能登半島地震」、4月3日には台湾東部沖を震源とした「台湾地震」、そして、4月17日深夜、豊後水道を震源とした地震は、最大震度6弱を記録しました。
 まずもって、地震によりお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。
 この4月17日の地震は、南海トラフ地震の想定震源域で、現在の震度階級になって四国で震度6弱以上は初めてであり、この地震発生で、南海トラフ地震が頭をよぎった方もいらっしゃるかと思います。市民の皆さまにおかれましても「いざという時」のために、ご家族・ご近所、職場で、もう一度防災について考えていただきたいと思います。
 本市といたしましても南海トラフ地震に備え、市民の皆さまの命を守り、助かった命をつなぐ対策、さらに、被災から生活を立ち上げる対策など事前復興も含め、関係機関と連携を強化し、より一層、減災・防災対策を全力で推進する必要性を改めて強く感じたところです。
 また、近年、地震や大雨などによる大規模な災害が比較的身近なところで発生しており、私たちを取り巻く災害のリスクは年々高まっているといえます。
 これから梅雨、台風シーズンを迎えますが、「自助」「互助」「共助」「公助」の連携強化で、地域防災力の向上に向けて、引き続き皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

 次に、令和5年度の決算状況をご報告いたします。
 一般会計は歳入総額106億3,512万円余り、歳出総額103億9,950万円余りで、翌年度繰越財源を除いた実質収支では、1億9,769万円余りの黒字となり、前年度に引き続き、財政調整基金の取崩しをしない決算となっております。
 特別会計につきましては、特別養護老人ホームしおさい特別会計が歳入歳出同額の決算となっておりますが、令和5年度については、8,338万25円を一般会計から繰入しております。その他の特別会計は、全て黒字決算となっております。
 今後におきましても、適正かつ効率的な財政運営に努めてまいります。

 次に、ご寄附等の報告をいたします。
 企業版ふるさと納税として、本年3月に株式会社日本トリム様から1,000万円、5月に三英化学株式会社様から250万円のご寄附をいただきましたほか、4月に健康増進に関する包括連携協定を締結しました、大塚製薬株式会社様より、まんがヘルシー文庫3冊を8セット寄贈していただき、5月には、国際ソロプチミスト幡多様から、市民図書館へ3万円分の図書カードのご寄附をいただきました。それぞれ、目的に沿って大切に活用させていただきます。
 また、「ふるさと元気寄附金」として、令和5年度合計で延べ、1万1,919名の皆様から、総額1億8,416万8,100円のご寄附をいただき、当該基金から2億5,000万円の繰入れを行い「保育料無料化事業」「学校給食実施・運営事業」「観光客誘客促進事業・ジョン万満喫旅行事業」「漁業振興支援等事業」といった事業の財源として活用させていただきました。
 ご寄附をいただきました皆様に対し、この場をお借りしまして厚く感謝を申し上げます。

 それでは、ご提案申し上げました各案件につきまして、概要をご説明申し上げます。

 報告第4号から報告第7号までは、専決処分した事件の報告についてであります。

 報告第4号は、土佐清水市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき、事業者の経営破綻や個人死亡を理由に水道使用料の債権を令和6年3月29日付けで放棄しましたので、これを報告するものであります。

 報告第5号から報告第7号までの3件につきましては、法改正等に伴う関連条例の改正につきまして専決処分した報告であります。

 議案第39号は、令和6年度土佐清水市一般会計補正予算(第1号)であります。
 主な内容としましては、119番通報者の位置情報及び、現場状況を動画映像で確認できる、映像通報システム(ライブ119)の構築費用として、400万4千円、自書が困難な高齢者や障害のある方々の負担軽減を目的に、各種申請書や届出書等をタブレットで作成できる窓口構築の費用として836万6千円を計上しております。
 その他、住民税非課税等臨時特別給付金として、2,357万1千円、低所得者支援及び定額減税補足給付金に関する事業費として9,595万6千円などを計上しております。
 以上によりまして、歳入歳出それぞれ1億8,886万6千円を増額補正し、一般会計の予算総額を97億9,486万6千円とするものであります。

 議案第40号は、令和6年4月1日から開始する第9期介護保険事業計画期間に合わせ、保険料率と適用期間に関する箇所を改正した際、一部、金額の改正が漏れていたため、土佐清水市介護保険条例を一部改正するものであります。

 議案第41号は、土佐清水市立竜串貝類展示館について、年間入館料や施設利用料を新たに設定し令和6年7月から適用するため、土佐清水市立竜串貝類展示館の設置及び管理に関する条例を一部改正するものであります。

 議案第42号は、本市の保育所及び小学校における園児数及び児童数の推移などを勘案した、土佐清水市立保育所・小学校統合実施プランの一部改正について、議会の議決に付すべき事件に関する条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

 議案第43号は、令和6年7月1日から宿泊温泉施設足摺テルメの指定管理者として株式会社サクセスを指定することについて、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものであります。

 議案第44号は、消防ポンプ自動車の購入契約に際し、予定価格が2,000万円以上の動産の買い入れとなるため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

 以上をもちまして、議案提出に当たっての説明を終わります。
 なお、詳細につきましては、所管課長から説明をいたしますので、何とぞご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和6年6月10日
土佐清水市長 程岡 庸

  

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