令和4年8月2日の市長室
市長提案理由説明書
本日ここに,令和4年土佐清水市議会定例会8月会議の開催に当たり,一言御挨拶を申し上げます。
新型コロナウイルスの流行「第7波」により,国内で新たに報告された感染者数が連日20万人を超えるとともに,高知県においても1,000人に迫り,本市でも過去最多を更新するなど,全国的に感染拡大の勢いが止まりません。
一方で政府は,ウイルスと共生する「ウィズコロナ」を見据え,濃厚接触者の待機期間を短縮するとともに,都道府県が自主判断で発信できる「BA・5対策強化宣言」の新設など,社会経済活動を維持する姿勢を鮮明にしながら,4回目のワクチン接種対象を医療従事者や高齢者施設などの職員に拡大することを決定するとともに,重症化しやすい高齢者等を対象にオミクロン株に対応したワクチンによる5回目接種の準備を開始しております。
また,高知県も7月26日開催の新型コロナウイルス感染症対策本部会議において,「従来の基準が,感染力は強いが重症化率が低い変異株の特性にそぐわなくなった」として,対応ステージの指標を見直し,できるだけ行動制限をしない形に変更いたしました。
本市におきましては,7月14日から市内医療機関で4回目の個別接種を開始するとともに,旧清水保育園での集団接種も7月24日から始まり,対象となる皆様に円滑かつ迅速にワクチン接種ができるよう引き続き取組を進めてまいります。
このような中,本市では3年ぶりとなる「第60回市民祭あしずりまつり」が開催されました。
第60回という節目の「あしずりまつり」ではありましたが,コロナ禍であることを考慮し,会場でのマスク着用,検温及び消毒等の感染防止対策を徹底した上で,花火大会のみを開催し,多くの皆様に観覧いただくことができました。
約1万発の大輪に「早期のコロナ完全終息」の願いを込めつつ,「あしずりまつり」の成功に向け,御尽力をいただきました関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。
また,姉妹都市の縁組を行っております沖縄県豊見城市からは,スポーツ交流事業としてスポーツ少年団一行約20名が来清され,高知県西部地区郵便局長会土佐清水部会主催の「郵YOU杯 少年野球大会」へ参加するとともに,ジョン万資料館の見学やカツオのたたき体験を行い,足摺岬を訪れるなど,自然文化交流も深めながら,天候不良による日程の一部変更等はございましたが,無事全日程を終了し帰路に就きましたので,御報告いたします。
それでは,御提案いたしました案件につきまして,御説明申し上げます。
議案第45号「令和4年土佐清水市一般会計補正予算(第4号)」は,耐震診断により,耐震性がないと判断された竜串福祉センターの改修及び解体費用を当初予算に計上しているところですが,全国的な資材高騰により,工事費に不足が生じたことに伴い,443万3千円を増額するものであります。財源につきましては,前年度からの繰越金により対応することとしております。
これにより,歳入歳出それぞれ443万3千円を補正計上し,一般会計予算総額は,99億437万2千円となります。
議案第46号は,先の7月会議におきまして,資材高騰等に伴う工事費増額の補正予算の議決を賜りました,新土佐清水市地場産品販売施設建築工事について,7月25日に再入札を行い,落札者が決定しましたので,「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」に基づき,議会の議決を求めるものであります。
以上,議案提出に当たっての私からの説明を終わります。
何とぞ御審議の上,適切なる議決を賜りますようお願い申し上げます。
令和4年8月2日
土佐清水市長 泥谷 光信