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令和3年11月29日の市長室

市長提案理由説明書

  本日ここに,令和3年土佐清水市議会定例会11月会議の開催に当たり,一言御挨拶を申し上げます。

  政府は11月26日,35兆9895億円の2021年度補正予算案を閣議決定いたしました。この中には,18歳以下の子どもを対象にした給付事業や今後補正予算対応が必要となるワクチンの追加接種の無料実施をはじめとする「新型コロナウイルス感染症の拡大防止」「ウィズコロナ下での社会経済活動の再開と次なる危機への備え」「未来を切り拓く新しい資本主義の起動」「防災・減災・国土強靭化の推進など安全安心の確保」がその主な柱となっております。
  今後臨時国会での議論を経て予算成立後には,新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ社会経済活動の再開に向けた支援策等が具体化するとともに,市としましてもそれに呼応する形で,今後の予算編成に臨んでまいります。

  次に,このたびの国の経済対策にも盛り込まれているワクチンの3回目の追加接種についてでありますが,第5波の最中であった今年8月に2万5千人を超えていた国内の新型コロナウイルス感染者数も9月30日には1,576人となり,19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置がすべて解除され,今月28日には全国の感染者数が73人にまで減少してきました。
  その感染者数が減少してきた要因の一つでもあるワクチンの接種率については,今月21日現在で,2回目を完了した方が全国で83.82%,高知県で83.28%,本市で84.0%となっており,本市におきましては,接種を希望する方への接種がほぼ終了しております。
  一方で,海外では南アフリカなどで新たな変異株「オミクロン株」が確認されるなど,2回目接種が進んだ国での感染も再拡大しており,国内においても北海道では今月に入り増加し,気温が低い時期に各地で感染が広がる傾向があり,また,年末年始にかけて人流が増えることなどを考慮すると,第6波への警戒を強めるとともに医療体制の確保など,対策に万全を期す必要があると専門家は警鐘を鳴らしております。

  今後想定される第6波への対策として有効とされているワクチンの3回目の接種につきましては,国からの通知を受け,18歳以上の方で,接種間隔が2回目接種完了から原則8か月以上の方々を対象とし,12月から順次接種券を発送する予定としております。
  引き続き,医療機関の御協力をいただきながら,希望する市民の皆様に3回目のワクチン接種が円滑かつ迅速に実施できますよう全力で取り組んでまいります。

  それでは,御提案いたしました案件につきまして,御説明申し上げます。

  議案第59号「令和3年度土佐清水市一般会計補正予算(第6号)について」は,新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中,その影響により苦しんでおられる子育て世帯を支援する観点から,18歳以下の子どもがいる世帯に対し,臨時特別の給付金を支給するための費用として,歳入歳出それぞれ5,805万8千円を補正計上しております。

  また,防災関連としまして,窪津,加久見,松尾地区の消防屯所建替え新築工事費として1,736万4千円を追加補正計上しております。

  以上,議案提出に当たっての説明を終わりますが,詳細につきましては,企画財政課長から説明をいたしますので,何とぞ御審議の上,適切なる議決を賜りますようお願い申し上げます。
 

令和3年11月29日
土佐清水市長
  泥谷  光信

 

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