令和2年1月24日の市長室
市長提案理由説明書
本日は、令和2年土佐清水市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては何かとご多用の中、ご出席を賜り開会の運びとなりましたことを心からお礼申し上げます。定例会1月会議の開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げますとともに、本会議に提案させていただきました議案につきまして、その概要をご説明申し上げ、あわせて当面の課題について報告し、議員の皆様及び市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。
さて、令和2年がスタートし、1月3日には市民文化会館において「成人式」が開催され、新成人の皆様の若い力に期待を込めて、ふるさと「土佐清水市」への誇りと愛着をいつまでも持ち続けることをお願いするとともに、大いなる飛躍を祈り、そして前途を祝し、心からのエールを贈りました。
また、1月5日には、消防業務の発展と士気の高揚を図り、より一層の強固な組織づくりを目指して、令和2年土佐清水市消防出初式が挙行されました。
式辞では、市民の皆様の生命・身体・財産を守るため、昼夜を分かたず献身的にご尽力いただいている消防団員並びに消防職員に対し、心からの敬意と感謝を申し上げ、予想される南海トラフ地震・津波をはじめとする災害に備えて地域の防災力の強化を図ることをお願いいたしました。
翌6日の「仕事始めの式」では職員に対し、急激な人口減少など、大変厳しい状況の中で知恵を出し合い、市民福祉の向上と市勢発展に向けて職員が一丸となって取り組むよう訓示を行ったところであります。
続きまして、ふるさと納税の状況について、ご報告いたします。
ふるさと納税の業務につきましては、現在、企画財政課政策企画係が担当しておりますが、昨年度末の返礼品数220品に対し、本年度は280品と品数を増やしたほか、ポータルサイト数も増やすなど、これまで精力的に取り組んでおります。
また、昨年12月には、ヤフーニュースにおいて、全国的に珍しい返礼品として、本市の小磯鉄工が製造する「ロボット型薪ストーブ」に関する記事が掲載され大変な話題となり、その直後、主要なポータルサイトの一つである「ふるさとチョイス」における本市の返礼品の閲覧件数は、全国で8番目となったところであります。
このようなこともあり、昨年12月の1箇月間の寄附金額としては、約1億2,000万円、本年1月21日現在では、合計で2億2,100万円のご寄附をいただいております。
この場をお借りしまして厚く感謝を申し上げます。今後、目的に沿って有効に活用させていただきます。
次に、現在着々と整備が進められている竜串エリアの再開発について、ご報告いたします。
本年3月20日にオープンする足摺宇和海国立公園竜串ビジターセンターにつきましては、「うみのわ」とニックネームが決まりました。新設いたしました「国立公園*ジオパーク推進課」が、まもなく移転することとなっており、来年度の日本ジオパーク認定を目指した取組を加速して参ります。
また、高知県により建設工事が進められている、新足摺海洋館SATOUMIにつきましても、工事用のフェンスが撤去され、道路からその全容が見れるようになっており、本年夏頃にオープンが予定されております。
更に、スノーピーク土佐清水キャンプフィールドを含めた西エリアと海水浴場の桜浜をはさみ海のギャラリー等のある東エリアをつなぐため、竜串クラスター協議会を中心に、竜串市営駐車場を含めた既存老朽化施設の改修や駐車場周辺事業者等による食の提供体制の強化など、3年計画で整備を進めております。
本年は、これら施設のそれぞれの魅力を連動させて、相乗効果をもたらすことで、竜串・爪白地域全体の活性化、土佐清水市内全体の観光振興につなげ、更には、幡多郡全域、高知県全体に経済波及効果をもたらす取組を進めて参りますので、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
それでは、ご提案申し上げました各案件につきまして、ご説明申し上げます。
議案第1号は、令和2年4月より、ふるさと納税の推進を主な業務とする係を観光商工課内に新しく設置し、取り組みを更に強化していくことに伴う条例改正であります。
議案第2号は、「土佐清水市うすばえ桜公園」につきまして、来年度以降の指定管理者の指定について議決を求めるものであります。
以上をもちまして、議案提出に当たっての私からの説明を終わらせていただきます。なお、細部につきましては、所管課長から説明をいたしますので、何とぞ、ご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
終わりになりますが、本年が土佐清水市にとりまして、飛躍の年となることを祈念して、令和2年土佐清水市議会定例会開会に際しての挨拶とさせていただきます。
令和2年1月24日
土佐清水市長 泥谷 光信