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令和2年新年の市長室

  新年あけましておめでとうございます。
  市民の皆さまにおかれましては、健やかに新年を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。

  昨年5月1日より、元号も「平成」から「令和」になりました。「令和」には、厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、美しい花を咲かせる梅のように、一人ひとりの日本人が明日に希望を持ち、それぞれの花を咲かせることができる日本でありたい、そんな想いが込められているそうです。

  「令和の時代」が、平和で希望のもてる世の中となるように願いながら、平成の時代を振り返る時、浮かぶのは大災害というキーワードです。雲仙普賢岳噴火(平成3年)、阪神・淡路大震災(平成7年)、新潟中越地震(平成16年)、東日本大震災(平成23年)をはじめ、日本列島で毎年のように発生する地震や豪雨災害。土佐清水市においては、平成13年9月の西南豪雨災害の記憶が生々しく残っているところでありますが、平成24年に南海トラフ巨大地震の新想定が発表されて以来、災害対応と災害への備えに奮闘した時代でもありました。この「平成の時代」の教訓を生かし、直面する課題解決に向け、これからの「令和の時代」を災害からどう生き抜き、どう支え合って行くのか、平成を生きた私たちが負う重大な責務として考え、ひきつづき、全力で防災・減災のとりくみを推進してまいります。

  さて、本年7月24日から8月9日までの17日間、多くの国民が待ち望んだ「東京2020オリンピック・パラリンピック」が開催されます。大会ビジョンは、スポーツには世界と未来を変える力がある。大会の成功と次の世代にレガシーが生まれることを期待しております。本市においても、豊かな自然をさらに活かしていくために、国・県・市が連携してとりくんできた「竜串エリア再開発事業」は、昨年4月にオープンした「スノーピーク 土佐清水キャンプフィールド」につづき、本年3月20日にはジオパーク活動の拠点施設としての役割を担う、足摺宇和海国立公園「竜串ビジターセンター」が落成。さらには、待望の「新足摺海洋館 SATOUMI」がいよいよこの夏にオープンいたします。ぜひ、市民の皆さまのご来場をお待ち申し上げます。

  結びにあたり、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

令和2年 元旦

 

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