平成31年2月18日の市長室
市長提案理由説明書
本日ここに、平成31年土佐清水市議会定例会2月会議の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
本年1月2日に中央町商店街で発生した火災は、全焼11棟、焼失面積約1,500平方メートルと、土佐清水市始まって以来の大規模火災となり、発災翌日からは関係機関の皆様と協議を行いながら、県とも支援制度や予算措置など被災への具体的対応等について協議を重ねてまいりました。
1月22日には永野議長とともに、県関係の国会議員と総務省へ特別交付税の要望を行い、この大規模火災による被災状況を丁寧に説明し、特別交付税の増額をお願いしたほか、2月1日にも、永野議長をはじめ先の市議会1月会議で設置された「中央商店街災害復興対策特別委員会」委員の皆様と知事、高知県議会議長への要望活動に赴き、大規模火災に対する早期再建・復興支援に関する要望書を提出し、改めて県の復興支援を要望したところであります。
尾﨑知事からは、これまで県と市の担当課の間で協議・検討をしてきた支援策を基にして新規制度として早急にとりまとめ、2月高知県議会に予算案を提出し、土佐清水市の中心商店街復興に向け、協力を惜しまないとの力強いお言葉をいただきました。この要望活動の結果を受け、被災された皆様の一日も早い再建と商店街の復興に向かうよう、今会議において関連の補正予算案及び条例案を提出させていただきました。
今後につきましても関係機関の皆様と連携しながら、被災された皆様と商店街の一日も早い復興に向け、全力で取り組んでまいりますので、皆様の御支援・御協力をお願いいたします。
それでは、御提案申し上げました各案件につきまして、御説明申し上げます。
報告第1号は、「爪白キャンプ場管理棟新築等工事」につきまして、セキュリティ機能の追加やシャワー棟改修工事における屋根の補強工事等により、契約金額が増額となりましたので専決処分した報告であります。
議案第1号は、平成30年度土佐清水市一般会計補正予算(第6号)といたしまして、中央町商店街大規模火災の復興支援に要する費用を計上するもので、本火災により損傷した商店街の街路灯3基の修繕費用として75万5千円のほか、火災がれきの撤去・処理等にかかる費用として1,300万円を補正計上するものであります。
議案第2号につきましては、議案第1号の大規模火災関連予算に関する条例案であります。本火災により発生した大量の火災がれきを、行政が主体となり撤去・処分等を実施することとし、地方自治法第224条の規定により、その事業実施にかかる受益者分担金を10%とする分担金徴収条例の制定につきまして、議会の議決を求めるものであります。
以上をもちまして、議案提出に当たっての私からの説明は終わらせていたただきます。なお、細部につきましては、所管課長から説明をいたしますので、大規模火災により被災された皆様と商店街の一日も早い再建・復興のため、御審議の上、適切な議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成31年2月18日
土佐清水市長 泥谷 光信