平成25年9月13日の市長室
お年寄りは「誇り」敬老の日によせて
ことしの夏は、特に暑い夏でした。8月12日に四万十市の江川崎では41.0度の国内最高気温を記録するなど、異常気象とも言える夏でしたが、体調管理にご苦労されたのではないでしょうか。
9月に入ってからも残暑がしばらく続いておりましたが、最近では朝晩は涼しくなり、日増しに秋の気配が漂ってきております。小中学校では運動会が開催されるなど、これからはスポーツの秋、読書の秋、食欲の秋などと言われるように一年中で一番過ごしやすい季節を迎えます。
さて、厚生労働省が7月31日に「2010市区町村別生命表」を公表しましたが、本市の平均寿命は女性が86.1歳、男性が75.6歳で、男性は全国で 2番目に平均寿命が短いという結果が出ました。市ではこの結果を重く受け止めています。皆様方には健診の積極的な受診や、地域で開催される「いきいきサロ ン」へ積極的に参加して、健康で長生きをしていただきたいと思います。
ご承知のように、高知県は「日本一の健康長寿県構想」を掲げていますが、10月27日、28日の2日間、ふれあいと元気のある長寿社会をつくっていくこ とを目的とした健康・福祉・生きがいづくりの祭典「第26回全国健康福祉祭高知大会」、通称ねんりんピックが開催され、土佐清水市ではゲートボール競技 に、選手・大会役員・観客を含め約2,000人が土佐清水市を訪れることとなっております。高知県代表で竜串チームが出場しますので、皆様のご声援をお願 いいたします。
また、東日本大震災の発生以来、南海地震に備えた防災・減災対策が、土佐清水市の最重点課題の一つとなっています。この9月議会では、南海地震に備え、 市民の命を守るために、新しく「危機管理課」を設置する条例改正案を提出し、議会の審議をお願いしていますので、26日の議会最終日に可決されれば、12 月からは新しい体制でスピード感を持って集中的に防災対策を進めてまいります。
今後におきましても、お年寄りの皆様が誇りを持って暮らすことのできるまちづくり、私たちもお年寄りの皆様を誇りとして、共に暮らしていける土佐清水市 を目指し努力してまいりますので、これまで様々な困難に直面しても敢然と立ち向かい、乗り越えられ、今日の土佐清水市を育て上げて来られた皆様方のご指導 を今後ともよろしくお願いいたします。