平成25年7月の市長室

ことしも夏季大学講座の季節となりました。
市民の皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
6月10日の初登庁以来、子育て環境 の充実、基幹産業の復興による雇用の創出、各地域で高齢者が安心して暮らしていける仕組みづくり、南海地震・津波対策、市役所と 地域・市民との絆、以上5つを柱として行政運営に取り組んでいるところですが、喫緊の課題である南海地震・津波対策では、市街地3保育園の高台移転事業も 土地の取得や 関連の事務作業が順調に進んでいます。
また、本年10月27日、28日の両日には、「ねんりんピックよさこい高知2013」ゲート ボール交流大会が開催され、全国から監督・選手約1000人を含む約2000人の 関係者が本市を訪れることとなっており、全国の皆様を「おもてなしの心」でお迎えできるよう市民一丸となって取り組んでまいりましょう。
さて、本市の夏季大学講座も1966年（昭和41年）以来ことしで第48回を迎えます。これまで延べ198人の各界の第一線でご活躍の方々から、それぞれの分野での貴重な経験を通じたご講演をいただきました。
今 回も個性的な3人の講師をお招きしましたが、中でも「ふるさと講師」として、尾﨑正直・高知県知事に「南海地震に備える」と題してご講演をお願いしまし た。南海トラフ巨大地震・大津波や南海地震の発生が叫ばれてい る今日、特に最悪の場合、全国で最大の34メートルの津波高が市域の一部で想定され、居住地域の約8割で津波被害が想定されている本市にとって、知事の講 演を県民一丸となって立ち向かうためのエネルギーにしていただきたいと思います。
市としましても、市民の命を守る対策を一つ一つ積み重ね、この南海地震・津波対策の加速化を図ってまいります。どうか、市民の皆様のご理解・ご協力をお願いします。
結びに、遠路をいとわずお越しいただきます講師の先生方には、心からお礼申し上げますとともに、市民の皆様が積極的にご参加くださいますよう期待しています。