「モデルナワクチン」の3回目接種に係るご報告
1月28日から先行して接種した医療従事者等の皆様や、2月14日からの市民の皆様への3回目接種に使用しておりました「モデルナワクチン」が、適正な温度下で保管されていなかったことが3月1日に判明いたしました。
モデルナワクチン専用冷凍庫の温度が、深夜から早朝にかけ0度程度まで上がり、再び-20度まで戻っていたという不具合が調査により判明したものです。
モデルナワクチンは適正な冷凍保管温度(-20度から±5度)を超えたあと、冷蔵状態で30日間の保管ができるとされておりますが、今回の事案は再凍結と位置付けられ、推奨されていた保管温度ではありませんでした。
温度変化の原因としては、他に影響を受けない単独の専用電源工事を依頼していたものが、実際は、エアコンと同系統のブレーカーから電源が確保されており、そのエアコンの主電源が、節電のために深夜から早朝にかけて切られていたことが冷凍庫に影響を及ぼしたものであることがわかりました。
ワクチンの管理につきましては、毎日、就業時間内に複数回、庫内の温度の確認をし、夜間は守衛が異常音(15分の異常が続けばアラーム)の発生の有無の確認をしておりました。しかし、夜間に異常音がなることはなく、早朝には適正な温度に戻っていることから事態の把握ができず、これまでの間、当該ワクチンを使用した接種を実施しておりました。
このような状態のワクチン接種では、新型コロナウイルスへの予防効果が減弱することも否定できないことから、接種を受けたご本人をはじめ、ご家族の皆様には、心からお詫びを申し上げます。
また、市民の皆様にもご不安を与えましたことに、併せてお詫びを申し上げます。
今回の事案を受け、3月2日以降はこれまでの温度管理に追加し、24時間の温度データのチェックを複数人で毎日実施し、再発防止の徹底とさらなる安全の確保に努めてまいります。
令和4年3月3日
連絡先:健康推進課新型コロナワクチン接種係
電話 0880-87-9023