風しんの追加的対策に伴う抗体検査・予防接種について
風しんの追加的対策に伴う抗体検査・予防接種について
平成30年7月以降、30代~50代の男性を中心に風しんの患者数が増加していることを受け、風しんの定期接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日~昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に風しん抗体検査及び予防接種法に基づく、風しんの定期予防接種を実施することとなりました。
対象者の方には令和4(2022)年3月31日まで、全国の指定医療機関等で利用できる無料のクーポン券を6月上旬に発送しました。(詳しくは「◆令和3年度対象者」を参照のこと)
まずは、クーポン券を利用して風しん抗体検査を受けていただき、その結果、十分に抗体を保有していないことがわかった方は定期予防接種を受けることができます(無料)。
なお、土佐清水市へ新しく転入した方は土佐清水市発行のクーポン券が必要になりますので土佐清水市役所健康推進課までお問い合わせください。
特定健診や職場での定期健診を受ける時に、風しんの抗体検査も受検できる場合があります。詳細は実施医療機関へお問い合わせください。
令和3年度対象者
1.昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性で抗体検査または予防接種未受診の方(クーポン券を送付しています)
※高知県が妊娠を希望する女性等への風しんの抗体検査を実施しています。詳しくは、以下よりご確認ください。
費用
無料
有効期限
抗体検査受診票・予防接種予診票の有効期限:令和4(2022)年3月31日まで
実施医療機関について
実施医療機関については、以下よりご確認ください。
なお、市が実施医療機関を把握するには時間を要するため、実際に受診される場合は、ご希望の医療機関へ直接、お尋ねすることをお勧めします。
受診方法
1.実施医療機関に連絡して、抗体検査が受診可能な日時等を調整
2.市から届いた「クーポン券(無料)」「本人確認書類(保険証等)」を持って医療機関へ
※昭和37年4月2日~昭和47年4月1日生まれの男性は、市へ申込みが必要
※申込み先:土佐清水市役所 健康推進課 保健推進係 TEL 0880-82-1121
3.医療機関より抗体検査の結果を聞き、必要に応じて予防接種を受ける
※医療機関によって、抗体検査結果の通知方法が異なる場合があります
結果の通知方法については、医療機関に直接お尋ねください
風しんについて
症状
主な症状として、発しんや発熱、関節炎などがみられます。
まれな重篤な症状(2,000人から5,000人に1人)としては脳炎を発症することがあります。
また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
感染
【1】感染経路
咳やくしゃみなどによる「飛沫感染」が主です。
【2】潜伏期間
潜伏期間は2~3週間とされています。
【3】感染力
風しんの感染力はインフルエンザに比べて強く、インフルエンザの約2.5~7倍とされています。
また、免疫のない集団において、1人の患者から5~7人に感染するとされています。
発しんが出始める1週間前から発しんの出たあと1週間後までが感染の危険性が極めて高いので、
自覚症状が無いまま人混みや職場に行き、感染を広めてしまう危険性があります。
【4】予防
手洗い等では不十分とされ、予防接種が有効であるとされています。
予防接種
ワクチンの添加物により、接種部位が赤くなったり、腫れやじんましんがみられることがあります。
まれな症状として、脳炎やけいれん等の症状が出ることがあります。
また、当日の体調等を総合的に医師が判断して接種を控える場合があります。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。
平成24年から平成26年に風しんが流行した際、先天性風しん症候群が45件発生したとの報告がされています。
なお、2019年~2021年現在までに報告のあった先天性風しん症候群の患者さんは、6名おり、今も流行を繰り返しています。赤ちゃんを守るためにも、まずは抗体検査を受けましょう。抗体検査の結果、十分な抗体がない方は、予防接種を受けましょう。
カテゴリー
- 担当:土佐清水市 健康推進課 保健推進係