鰐口は鋳銅製で、寺堂や神社の軒先に懸けてあり、前面に鉦の緒といわれる布でつくった縄を垂らし、参詣人はこの緒を振って打ち鳴らし礼拝します。鰐口の名称は、口が大きく裂けているところから鰐の口に見立てて名づけたものです。
この金剛福寺本堂の鰐口は、青銅で作られ、「奉鋳鰐口土佐國幡多庄蹉跎山金剛福寺之本堂當院主金剛佛子宥心」「至徳弐年‹乙丑›五月三日願主金剛佛子日範大工堺北庄山川助頼」と陰刻銘があります。この鰐口は室町時代の至徳2年(1385)に院主宥心の時、日範が願主となり堺北庄の鋳物師山川助頼が製作したものです。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(工芸品) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.38 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 直径 45cm 厚さ 中心部 15cm 外周部 10cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |