土佐国幡多庄地検帳は、「長宗我部地検帳」の一部である「幡多庄地検帳」(天正17年~慶長3年)の6ヶ村(伊布利之村・窪津之村・津呂之村・足摺之村・伊佐之村・松尾之村)の耕地場所・面積・所有者等の状況が記載されています。
しかし、金剛福寺が所有している地検帳は、当時の物ではなく、虫害のため寛永11年(1634)6月28日に村尾六衛門・沢治右門によって校合され、宿毛の立田少兵衛によって書写された改訂版です。
中世において、金剛福寺は、幡多荘の荘園領主である京の摂関家・一条氏によって保護され、信仰されてきた重要な寺院の一つで、この時期に地検帳に記載された6ヶ村をはじめ、幡多荘に3千石の寺領を所有した大寺院でした。
このことから「土佐国幡多庄地検帳」の6ヶ村(伊布利之村・窪津之村・津呂之村・足摺之村・伊佐之村・松尾之村)の地検帳を所有していたと推測されます。
写真提供:土佐清水市の指定文化財第6集より
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(書跡・典籍) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.49 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 縦 37cm 横 23.5cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |