松尾金比羅宮灯籠は、松尾地区の北の山腹に祀る金比羅宮祀の境内にあり、安政7年(1860)3月に建てられたもので、砂岩で造られた石灯籠です。
この石灯籠には火袋がなく、笠上部の宝珠にあたる所に鉢形の石が積み重ねられ、その上で灯がともされていたもので、灯台のない当時、その役目をはたしていたものと言われています。
この石灯籠の台石の3段目の側面に刻まれている寄進者の名や屋号、4段目の石の側面に刻まれた松竹梅の図は、この石灯籠の大きさとともに、藩政時代の松尾地区における鰹漁業の盛況を物語る貴重な資料ともなるものです。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
---|---|
種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和47年4月30日 |
指定番号 | No.55 |
所在地 | 土佐清水市松尾字ササヤブ963番1(松尾金毘羅宮) |
所有者等 | 松尾地区 |
形状 | 高さ 2.66m |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |