弘法大師(空海)は、真言八祖の1人で宝亀5年(774)讃岐に生れ20才にして出家後入唐し、恵果阿闍梨より金剛・胎蔵の頂濫をうけ、密教経典・儀軌・仏具をたずさえて帰朝し真言宗の開祖となり、承和2年(836)高野山に入滅したとされます。
金剛福寺所蔵の弘法大師像図は、通例の像容である右手に五鈷杵・左手に数珠を持ち曲録に座し前に沓が脱がれ、その右に水瓶を配しています。
曲録蕨手の蒔絵や水瓶の優雅さに平安時代の特徴が見られ、更に曲録のそりの少ない点や使用絹地の巾が非常にせまいことから平安時代後期の作と言われています。
写真提供:土佐清水市の指定文化財第6集より
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.33 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 縦 120cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |