千手観音は、千の慈手・千の慈眼を持つ衆生済度の観音で、千手千眼観自在菩薩とも言われ「千手」は慈悲救済の手の及ぶ範囲の広大無辺を象徴しています。
古くは尊名そのまま千手の観音像が造られていましたが、後に一手よく二十五有界の衆生を救うものとして、中央の二手を除く四十手の千手観音像が造られるようになったと言われています。
金剛福寺本堂のこの懸仏は、銅盤に光背を背に蓮華座に立つ像を打出し、上方の左右に獅嚙の鐶をつけ全体を鍍金した四十手の観音像で本尊千手観音をかたどったもので、銘に明徳4年(1393)と刻まれた室町時代初期の作です。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(工芸品) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.34 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 直径 95cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |