宝篋印塔とは、宝篋印阿羅尼経を納める塔を摸して造られた塔のことで、墓標や供養のために建てられる塔です。形は下部に方形の石を置き、下から種々の形に積み上げ最上部に棒状の相輪をおいています。
笠は上下に幾段にも積み重ねられ、最も広い部分の四隅に「方立」という三角形の飾をつけています。
金剛福寺多宝塔前の宝篋印塔は、砂岩で作られたもので、室町時代前期の作と言われています。
上部の相輪が3つに割れ、笠の部分の四隅につけられた「方立」は1つが破損していますが、他は完全に保存されています。
また、和泉式部の黒髪をうめた逆修の塔とも言い伝われています。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(考古資料) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.35 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 高さ 1.68m |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |