金剛福寺が所蔵している白赤不動尊像図は、寛永4年(1751)に修復された際の箱書きでは、鎌倉時代に南佛商人が天皇より拝領した最極秘図と記されています。
白不動尊は、儀軌による童子形の不動明王と異なり、たくましい金剛力士風の立像として描かれ、三井寺の黄不動を模写したものとも言われます。
赤不動尊は、蓮華座に結跏趺坐し右手に慧刀を左手に数珠を持っており、瑟々座に結跏趺坐し左手に羂索を持った坐像とは少し異なっています。
なお、光背も通常は火炎光ですが、この赤不動尊像図では円光を描きその周囲に火炎を描いており、両図ともに鎌倉時代の作と言われています。
写真提供:土佐清水市の指定文化財第6集より
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.31 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 縦 100cm 横 40cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |