竜串は土佐清水市西部の三崎地区にある海岸で、砂岩が長年の波と風により侵食され独特の景観をつくり出しています。竜串海岸の砂岩は、日本列島が大陸から分離しはじめた時期とされる約1,700万年前に水深100mより浅い海で堆積されたと言われ、太古の地震活動の痕跡を確認することもできます。他にも、生痕化石と言われる生物の巣穴の化石なども容易に確認できるなどの地質学的にも非常に貴重な地域となっています。西にはアカウミガメの産卵場でもある「桜浜」、東には国の天然記念物に指定された化石漣痕が見られる「千尋岬」や弘法大師が見残したことに因む地名と言われる景勝地の「見残し」などに囲まれ、昭和45年(1970)には竜串湾の一部が全国初の海中公園(平成22年(2010)より海域公園)に指定されるなど、竜串海岸全体が学術上のみならず、観光面からも非常に多くの資源に恵まれています。
詳細情報
高知県指定文化財 | |
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種別 | 記念物(名勝) |
指定年月日 | 昭和28年1月29日 |
所在地 | 土佐清水市三崎字屏風5084番2 |
所有者等 | 土佐清水市 |
形状 | |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |