斧積西方寺(阿弥陀堂)の阿弥陀如来三尊立像は、檜材の寄木造りの像で来迎三尊として作られた室町時代のものと言われています。
本尊阿弥陀如来像は上品下生の来迎印を結び、舟形雲文光背を背にして蓮華座に直立し、両肩から膝前にかけて流れるように付される納衣の線は、少し後にそり気味に作られた像の線とともに、像全体に落ち着きと安心感を与えており、後の舟形光背とともに美しい像ですが、右手は手首から欠損し光背及び台座ともに著しく破損された状態です。
両脇侍は阿弥陀如来像以上に破損が甚しく、前かがみに蓮台をささげる観音像・両手を合掌する勢至像とも、宝髻が失われているほか破損・欠落している所が多い状態です。なお、欠落部分の多数は堂内に残されています。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
---|---|
種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和59年2月15日 |
指定番号 | No.77 |
所在地 | 土佐清水市斧積字釣山1121番1 |
所有者等 | 西方寺 |
形状 | 阿弥陀立像 61cm 両脇侍 観音像 33cm 勢至像 33cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |